高校生時代

駅からバスで20分、山を登ったところに私が通った高校はありました。
私はあまり女子ウケがいい方ではありませんでしたが唯一仲良くなれた女子と付き合うことに。
始めは何をすればいいかも分からず、ただ一緒に帰っているだけでした。
雨の日も風の日も、帰りのスクールバスが出ているにもかかわらず、2人で手をつなぎ山を歩いておりて駅まで向かっていました。
そんなある日、私はニュースでふたご座流星群が今晩見頃であることを知ったのです。
私はこれはいいチャンスだと思って彼女を誘って一緒に見ることにしました。
下校時刻になっても学校の敷地内に隠れ、先生たちが帰っていくのを見届けた頃にはもう辺りは真っ暗になっていました。
山の上にある学校だけあって、街灯もなく闇に包まれました。
手をつなぎ裏庭に出て、「せーの!」で見上げた夜空には無数の星たちが輝いていました。私たちは言葉を失って、しばらく眺めていたら流れ星がキラリ。
お互い目を見合わせて微笑んだ後、自然な流れでキスをしました。
今あの子はどうしているでしょうか。大人になっても絶対に忘れることのない純粋な恋愛でした。